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基本方針

 

「われわれのことを我々抜きでかってにきめるな」(Nothing about us without us !)をスローガンに、「障がいを持たない他の者との平等」を基本的視点に置き、障がい者基本法では、「医学モデル」から「社会モデル」への転換がおこなわれました。



 近年の障がい福祉の制度改革や、障がい認定の拡充によって、発達障がいという言葉を多く目にするようになり、たくさんの専門書が書店に並び、世間では、発達障がい・脳機能障害・こだわり・パニック、特有の優れた才能を持っているなど、ある程度の理解はなされてきているように見えます。しかし、現実的にどうでしょうか?「発達障がい」は外見からはわかりにくく、能力や特性がさまざまで、それぞれの児童が持っているものが違います。一人ひとりを「理解されない=誤解される」が起こってしまい、偏見や差別の対象にされてしまう場合もあります。


 LD(学習障害)の約7割を占めるディスレクシア(読字障がい)は、知性は正常ですが「読むこと」「書くこと」が苦手です。また、アスペルガー症候群等の自閉症スペクトラム(自閉症やアスペルガー症候群等)の人は、学歴が高くても一般常識とは違ったコミュニケーションや対人行動をすることがあります。私たち「こころ」のスタッフは、支援の中で、正しい特性を理解し、個別化して考え、見守り、教え、気づいて、はじめてその子の中にあるものに出合います。
いま、お預かりしている子供たちに向き合うと、いつも考えるのが、彼らの将来です。就学時代が終わった後の生活や就職、自立を考えた時、小中学校段階から発達障がい児に合った個別化された教育や支援が必要だと考えます。マンツーマン教育ではなく、その児童に合った将来につながる教育や支援です。たとえば、ドッジボールやサッカーなどのグループ競技に嫌悪感を示す子は、一人で、もしくは、気の合う子と走ったり、踊ったり、泳いだりが好きな場合があります。学習能力があっても、みんなと行動できないので「だめ」だと言われたりします。


 発達障がい自体は、心の問題ではありませんが、理解や支援が不足すると、失敗が続き本人も自信を無くし、自己肯定感が持てなくなります。
 反対に、理解者に恵まれ、周囲と調和がとれる環境があれば、本人の持っている力を発揮して成長するのだと思います。
 

 時代は変わりつつあります。本人や家族だけでなく、私たち発達障害にかかわるすべての人たちが、発達障がいとはどういうものか、そしてどのような支援が必要かを共に学び、理解の輪が広がっていくように努力していくことが大切だと思っています。

重症心身障がいのお子様について

 

 私たちでよければ、出来ることをさせていただきます。

 医療的ケアについては、研修を受けて行っています。

 まずはご相談ください。

 

 障がい児者をもつ親・家族には一時的に、一定の期間、その障がい児者の介護から解放されることによって、日頃の心身の疲れを回復し、ほっと一息つける事が必要です。 

 私たちは、このような援助であるレスパイトサービスとして、放課後等デイサービスで重症心身障がい児をお預かりしています。

 このサービスの特色の第1は、親・家族に緊急事態が生じた時だけでなく、彼等がブレイクダウンしない前に、介護疲れから開放するという目的をもっています。さらに、障がい児者をもつ親に一般の人たちと同じように就労や地域社会での交際、余暇活動への参加の機会を提供しようとする積極的な意味もあります。

   こころの福祉サービス
 

 

相談窓口:

072-475-0556

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